最近になって、歯周病が全身疾患に及ぼす影響ついて研究する学問「ペリオドンタルメディシン」が注目されています。歯周病原細菌やサイトカイン(細胞から分泌される低分子のたんぱく質)などが血流にのって血管または各臓器に移行し、さまざまな全身疾患の進行・増悪、発症などと深く関連していることが明らかになってきました。
逆に歯周病の治療を行うと、これらの関連する全身疾患の病態が改善することも明らかになってきています。
つまり歯周病の予防・治療は、各種全身疾患の重症化予防、つまり健康の増進に寄与するという事になります。
従来の歯科医療といえば「抜く」「削る」など、悪いところを取り除く事が一般的でした。これからの歯科医療は「定期的なメンテナンス」を行うことで「予防」し、「一本でも多くの歯を健康に保つ」事です。
つまり、悪化したら抜いたり削ったりすればよいという考え方ではなく、そもそも悪化させないようにすれば抜いたり削ったりする必要が無い、という事です。
歯の病気は体の他の部位と違い、きちんとケアをすればほぼ全て予防する事が可能です。
また、治療が必要な状態であっても安易に「抜く」「削る」を行わず、できるだけ歯を残しつつ、再びきちんと噛んで食事を楽しんでいただけるよう提案し、全力でサポートいたします。
私たちはこれらの治療にあたってのご説明に手間を惜しみません。治療に対するご不安・ご不満、ご不明点がありましたら、どんな些細な事でもご相談ください。しっかりご納得いただいた上で、一緒にお口の健康を守っていきましょう。
医師の専門家として、きちんと説明をする事は当然です。できるだけ専門用語を使わず、患者さんにとって分かりやすく、質問しやすい環境づくりを目指します。 |
治療にあたっての痛みができるだけ少ないように、最大限の配慮をしています。もし治療中に痛みがある場合は、すぐに手を挙げるなど、ご遠慮なくお知らせください。 |
ご来院された方のお役に立てるように、対症療法以外の治療の提案や実践を目指します。また、医療も万能ではない以上、誠実で正直な診療を心がけます。 |
材料や治療方法は常に進歩していますが、最新のものが必ずしも患者さんにとって最良とは限りません。患者さんに有益な治療やメンテナンスをご提供できるよう、常に研鑽に努めます。 |
患者さんのお口に触れるものについて、使い捨て器具の使用や適正な清掃・滅菌にコストや手間をかけ、責任をもって患者さんの安全を守ります。 |
他の患者さんのご都合や診療内容により、もしお待たせしてしまう場合には、すぐにお知らせいたします。後のご予定がございましたら、お知らせください。 |
超高齢化社会の中で、ご年配の患者さんの多くは糖尿病、高血圧といった何かしらの持病を持っていらっしゃいます。私たちは患者さんのかかりつけの内科との連携や、主治医との連絡を密にするなど、お口の治療にとどまらず、全身疾患の予防や治療にも貢献できるよう心がけています。 |
歯科用顕微鏡を用いた、高度な治療を可能とする特別治療室。患者さんの口腔内の鮮明な画像を元に、より的確な治療計画をお話させて頂き、納得の行く安心した治療が可能です。
パノラマレントゲン撮影(2次元)よりも低い被ばく線量でCT撮影(3次元)を実施できるため、安心して撮影を行い、より確実な治療計画・より安心な診断を実施できます。
治療に使用する器具は全て除染・洗浄をおこないます。滅菌は医療先進国のヨーロッパ規格クラスBの滅菌システムを採用していますので、安心・安全な環境のもとで治療を受けていただくことができます。
器具除染用洗浄器
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